カメラを売るタイミングは「買い替えの直前」がベストな理由

“新しいカメラを買ってから売る”は、ちょっと損してるかも?

新しいカメラが欲しくなったとき、まず先に買ってから、古いカメラを売るという方も多いのではないでしょうか?
しかし、実は「買い替えの直前」に売る方が、買取額の面でも、トータルコストの面でも有利になるケースが多いのです。
今回は、なぜ“買い替える前に売る”方が得なのか、その理由を3つの視点で解説します。

古いモデルの価値は、時間とともに下がる

カメラ市場は日々進化しています。新モデルが登場すれば、旧モデルの中古価格は必ず下がります。
たとえば、同じカメラでも「買い替えようかな」と思った時点で売れば4万円だったものが、新製品発表後には3万円台に落ちる、というのはめずらしい話ではありません。
この“下がるタイミング”を見越して、買い替えの検討と同時に査定に出すのが理想的。まだ市場価値が残っているうちに売ることで、次の機種への資金にもなります。

下取りより「買取」の方が高くなるケースが多い

新品購入時に使える「下取り」は便利な反面、実は買取より査定額が低めになることもあります。
家電量販店やカメラショップでの下取りは、“値引き前提の査定額”になることが多く、実質的に市場価格よりも安めに設定されているケースがほとんどです。
一方で、買取業者で売却すれば、商品価値を細かく見てくれるため、結果的に1万円以上高くなることも。面倒に感じるかもしれませんが、比較するだけで差が出るのです。

売却を先にすることで「冷静な買い物」ができる

先に古いカメラを売っておくことで、予算の上限を明確にしやすくなります。
「〇万円で売れたから、その分を新しい機種に回そう」と考えることで、無理のない範囲で買い物ができ、衝動買いを防ぐ効果も。
また、必要な機能やスペックを改めて見直すきっかけにもなり、「なんとなく最新モデル」から、「本当に必要なカメラ」への選び方に変わることもあります。

売り時を制する人は、買い替え上手

カメラは決して安い買い物ではありません。そして売却のタイミングひとつで、次の1台の費用負担が大きく変わることもあります。
買い替えのときこそ、「今持っているカメラを、今いくらで売れるか」を知ることが第一歩。
少し早めの行動が、スムーズで賢い買い替えの鍵になります。次の1台を気持ちよく迎えるためにも、ぜひ“先に売る”という選択を検討してみてください。

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