ちょっとした工夫で、査定額が変わるかもしれません
実は、査定に出す前のひと手間が金額に大きく影響することがあります。買取業者は査定時、カメラ本体の状態や付属品の有無、動作の確認などを総合的に評価します。つまり、事前にできることをきちんと済ませておくことで、“数千円アップ”の可能性もあるのです。ここでは、カメラを買取に出す前にやっておきたい基本的な3つの準備についてご紹介します。
レンズやボディを軽くクリーニングして印象アップ
まずおすすめしたいのは、外観のクリーニングです。プロ仕様の清掃までは必要ありませんが、ブロアーや柔らかい布を使って、ホコリや指紋を落とすだけでも査定の印象はグッとよくなります。特にレンズのガラス面や液晶モニターは目につきやすいので、優しく磨いておくと良いでしょう。また、ボディの隙間に入り込んだホコリも、軽くブラシで払っておくだけでも印象が違います。傷や使用感があっても、「大切に使われていた」と感じてもらえるかどうかは、第一印象にかかっています。
付属品をしっかり揃えることが査定アップにつながる
次に確認しておきたいのが付属品です。購入時についていた箱・取扱説明書・保証書・ストラップ・充電器・バッテリー・ケーブルなど、できるだけ揃えておきましょう。特に純正のバッテリーや充電器が揃っていると、プラス査定になることが多いです。逆に、箱や説明書がないだけで数百円〜数千円マイナスになるケースもあります。「もう使わないから処分してしまった…」という方もいますが、今からでも家の中を探してみる価値は十分にあります。
動作確認と初期化で、トラブルを防止
買取に出す前には、カメラの動作確認も忘れずに行いましょう。電源が入るか、シャッターは切れるか、AFやズームはスムーズに動くかなど、基本的な機能をチェックします。異常がある場合は、事前に申告しておいたほうが信頼されますし、後々のトラブルを避けることができます。また、カメラ内の写真データの削除や設定の初期化も行っておきましょう。個人情報の観点からも安心ですし、次のユーザーに気持ちよく使ってもらうためのマナーでもあります。
「ひと手間」が査定額と安心感を生む
高価買取を狙うなら、出す前の準備が重要です。ちょっとしたクリーニングや付属品の確認、動作チェックをしておくだけで、査定額が上がったり、査定担当者の印象が良くなったりします。特に複数の業者に見積もりを依頼する際には、準備の差がそのまま比較結果に影響することも。大切に使ってきたカメラだからこそ、最後まで丁寧に扱って、納得のいく形で手放しましょう。